噛むことの大切さ “唾液と免疫力アップ”

Beauty & Health
Well Aging column

唾液と免疫力アップ
このコラムでは、ウェルエイジングをテーマに人生100年時代「上手に年齢を重ねて楽しく過ごしていくための、健康や美容、暮らし方」についてお伝えしていきます。
ウェルエイジングとは、あらがうのではなく自分らしく自然に無理をすることなく、より自分にあったケアをしながら上手に年を重ねていくことです。
詳しくは“こちら”をご覧ください。

今回は「唾液と免疫力アップ」をテーマにお話しさせていただきます。
-よく噛んで胃腸の負担を軽減-
涼しくなって、一気に食欲が高まるこの季節ですが、皆さんはしっかり噛んで食べていますか?
しっかり噛むことで、唾液に含まれる消化酵素が消化を助け、胃腸の負担が軽減されます。
それと食べ過ぎの防止にもなりますよね。

普段あまり気にかけることのない唾液ですが、消化作用の他にもお口の中の洗浄作用やお口の中の粘膜の保護作用をはじめ、唾液に含まれる免疫物質が風邪やインフルエンザなどの様々な感染症から私たちの体を守る働きをしてくれています。

-唾液に秘められたパワー-
唾液が減ると虫歯や歯周病菌が繁殖しやすくなったり、のど粘膜のバリア機能も弱くなり、病原菌やウイルスが侵入しやすくなってしまいますし、唾液に含まれる免疫物質が減れば様々な感染のリスクも高まってしまいます。

唾液が減る原因には、加齢や糖尿病、腎不全などの病気が挙げられますが、実は日常的なストレスや疲労なども唾液を減少させる原因になるのです。

-ガムで得られる「幸せホルモン」-
唾液の分泌を増やす手段として、食事中によく噛むことはもちろんですが、食事以外でおススメなのが、ガムを噛むことです。
ガムを噛むことは、唾液を増やすだけではなく他にもメリットがあるのです。

呼吸法や歩行など、一定のリズムで行う動作をリズム運動といいますが、ガムを噛む行為もその一つ。
ガムを噛んでいる時の一定のリズムが、脳内の幸せホルモンといわれる「セロトニン」の分泌量の増加を促してくれます。

幸せホルモンについては笑顔で免疫力アップ?!”笑顔と幸せホルモン”の記事をご覧ください。

-ガムを噛む時間は疲れない程度に-
セロトニンは免疫細胞を新陳代謝させる成長ホルモンの分泌を促す作用があり、免疫力アップに繋げることができるのです。
ガムを噛み始めると、5分後くらいからセロトニンの分泌が高まり、20分~30分でピークに達します。

但し、それ以上続けて「疲れた」と感じるレベルになると、セロトニンはかえって低下してしまうので、長く噛んでいる方がいいというわけではありません。
何でもそうですが、過ぎるとマイナスになるということですね。

-唾液を分泌させるツボ-
その他にも簡単な方法として、舌をよく動かすようにしたり、唾液腺と呼ばれる「三つのくぼみ」を刺激すると唾液の量が増えます。

一つは耳の前の少しくぼんでいるところ。
二つ目は耳の下から顎のラインにかけての内側のくぼみ。
三つ目は顎の真下のくぼみです。
この三つのくぼみを指の腹で優しく押すと、唾液がジワ―ッと出るのでたまに刺激されるのもいいと思います。

秋は美味しいものがたくさんあるので、しっかり噛んで唾液力をアップさせ、楽しみながら免疫力アップに繋げていきましょう!
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