ストレスを打ち消すコルチゾールとは?”ストレスとホルモン”

Beauty & Health
Well Aging column

ストレスとホルモン
このコラムでは、ウェルエイジングをテーマに人生100年時代「上手に年齢を重ねて楽しく過ごしていくための、健康や美容、暮らし方」についてお伝えしていきます。
ウェルエイジングとは、あらがうのではなく自分らしく自然に無理をすることなく、より自分にあったケアをしながら上手に年を重ねていくことです。
詳しくは“こちら”をご覧ください。

今回は「ストレスとホルモン」をテーマにお話しさせていただきます。

-様々なストレスのカタチ-
ストレス社会と言われる現代ですが、ストレスの原因や程度は人それぞれです。
ただ、コロナの影響で、以前よりもストレスを強く感じているという方はたくさんいらっしゃると思います。

ストレスには、精神的なストレスだけでなく、気温の変化や食生活の変化、食品の添加物、持病や感染症など、体内で炎症を起こす恐れのあるもの全てが含まれます。

こういったストレスは放っておくと身体の機能をコントロールしている自律神経の働きを乱して、健康に影響を及ぼす場合があります。
例えば、ストレス性潰瘍と呼ばれる胃潰瘍や十二指腸潰瘍、心筋梗塞や高血圧、不整脈、そして、うつ病やパニック症候群なども、ストレス社会が生んだ現代病とされていますよね。

-コルチゾールの役割-
人間はストレスを感じると、脳からの指令に応じて「様々なホルモン」を分泌して、体を守ろうとします。
皆さんは「コルチゾール」という抗ストレスホルモンをご存知でしょうか?

「コルチゾール」は副腎から分泌される、ストレスを打ち消して元気を出させる働きをするホルモンです。
副腎は、左右の腎臓の上部に位置する直径3センチほどの臓器ですが、様々な臓器と深く繋がっていて、生きていく上で欠かせないホルモンを分泌しています。
「コルチゾール」は、他にも血糖値や血圧のコントロール、免疫機能や神経系のサポートをつかさどる働きもしてくれる大切なホルモンなのです。

ただ、絶え間なくストレスや体内で炎症などが起こると、副腎は体を守るために一日中「コルチゾール」を出さなくてはならなくなって、過剰分泌の状態が続くと、副腎は疲れてしまって分泌できなくなってしまうのです。
この状態を「副腎疲労」といいます。

この副腎疲労を起こしてコルチゾールの分泌がうまくいかなくなると、生活習慣病やうつ症状、花粉症などのアレルギー症状といった自己免疫疾患を発症することもあると言われているのです。
「なんだか疲れが取れない」、「朝から元気が出ない」という方は、副腎が疲れているかもしれません。

-食事でストレス軽減-
副腎を疲れさせないためには、ストレスを溜めないことが一番ですが、毎日の食事でケアすることができるのです。
それは、食べ物に含まれる栄養素にあります。

副腎から分泌されるこのホルモンを作る材料を『食べ物』から得ることで改善に繋げることができるのです。
特に必要なのが、ホルモンや組織の材料となる「良質なたんぱく質」と「良質な脂質」、そしてビタミンです。

-良質なたんぱく質と脂質-
たんぱく質として、肉なら鶏や豚、魚なら良質な脂質のオメガ3系脂肪酸を含むイワシ、アジなどの青魚は積極的に食べるといいですね。
また、良質な脂質としては、青魚のほか、やはりオメガ3系脂肪酸の一種であるαリノレン酸が含まれるアマニ油やえごま油がお勧めです。

熱を加えずドレッシングなどで食べるときには、主にオメガ3系オイルがいいですが、加熱料理には熱に強い中鎖脂肪酸が豊富なココナツオイルやオリーブオイルがいいですね。

-ビタミン-
ビタミンB群は、ホルモンの生産過程で大量に消費されるので、これらを含む玄米や豚肉、卵、バナナやナッツなどを摂るといいですね。
野菜や果物に多く含まれるビタミンCや、鰻やアボカドなどに含まれるビタミンEも、抗ストレスホルモンの「コルチゾール」の材料になるので、意識して取り入れるといいですね。

ストレス解消の方法も、人それぞれだと思いますが、ストレスを軽減するためには、やはりリフレッシュする時間や睡眠をたっぷりとることが何より大事です。
そして頑張っている副腎のために、ホルモンの材料になる食べ物でケアすることも是非おすすめいたします。
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